血液サラサラ健康事典
TOPページに戻る
健康コラム
 
朝起きたら、すぐにコップ1杯の水を
水分不足は血栓の原因に
 血液中に水分が足りなくなると、血液がドロドロになります。単純ですが、血液の水分補給には、水を飲むのが一番です。日ごろ、栄養バランスに気を配っている人でも、意識して水分補給をしている人は少ないのではないでしょうか。
 水分は汗によって失われるだけでなく、じっとしていても皮膚から蒸発し、呼吸をすることによっても失われます。また運動したときだけでなく、就寝中にもたくさん汗をかきます。
 水分不足がこわいのは、血液の粘り気が増すことによって血栓ができ、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなることです。血栓は、コレステロールや血糖値の高い人だけにできるものではないのです。
 のどの渇きを感じなくても、一日に1.5〜2リットルの水分を補給する習慣をつけましょう。またパンやスナック菓子など水分の少ない食品を食べるときには、積極的に水分を摂るようにしましょう。
心筋梗塞や脳梗塞は午前中に起こりやすい
 血管が詰まることによって起きる心筋梗塞や脳梗塞は、起床後から午前中に起こりやすいといわれます。朝は、体が一日の活動を始めるために、血圧が上昇する時間帯であり、血管に負担がかかりやすいからです。
 そこでおすすめしたいのが、起床後すぐにコップ1杯の水を飲むこと。就寝中に汗として排出された水分をすみやかに補うことができます。
 水道水でもかまいませんが、汗をかくとカリウムやマグネシウムなども失われますので、ミネラルウォーターがおすすめです。

Copyright (c) 2004 JIJI PRESS All Rights Reserved.