血液サラサラ健康事典
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きれいな血液をつくる食材事典
かぼちゃ〜3大抗酸化ビタミンが、老化を防止〜

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かぼちゃ
pumpkin
   メキシコ原産の日本かぼちゃと、ペルー原産の西洋かぼちゃの2種がある。店頭で見かけるものの多くは西洋かぼちゃで、ほくほくしていることから栗かぼちゃとも呼ばれる。日本かぼちゃより西洋かぼちゃのほうがカロリーが高く、ビタミンも豊富。旬は夏から秋。
5cm角2個(約100g)で ビタミンA 540μg 660μg
ビタミンC 100mg 43mg
ビタミンE 8mg 5.1mg
西洋かぼちゃの場合
ビタミンAの数値はレチノール当量に換算したものです。
青文字は日本人の1日当たりの栄養所要量(30〜49歳の女性を基準にした数値)

 主成分は糖質ですが、3大抗酸化ビタミンであるβ―カロテン(体内でビタミンAに変わる)、ビタミンC・Eをはじめ、ビタミンB1・B2、食物繊維を豊富に、しかもバランスよく含んでいます。3つの抗酸化ビタミンが活性酸素を撃退し、ガンや動脈硬化などの生活習慣病を防ぎ、体を若々しく保ちます。
 ビタミンAには目の粘膜を丈夫にし、抵抗力や免疫力を高める作用があり、ビタミンEにはコレステロールの増加を抑えて血管壁への付着を防ぎ、血液の流れをスムーズにする働きがあります。血液の流れがよくなることから、冷え性や肩こり、更年期障害など、女性に多くみられる症状をやわらげる効果もあります。ビタミンB1・B2も、糖質や脂質のエネルギー代謝をよくして血行を促進します。
 また、豊富な食物繊維がコレステロール値を下げ、便秘を改善します。

加熱によって守られるビタミンC
  かぼちゃには、ビタミンCを破壊するアスコルビナーゼという酵素が含まれますが、加熱すると効力が失われるため、ビタミンCが壊れにくくなります。油を使って調理するとβ―カロテンの吸収率が高まるので、天ぷら、炒めもの、スープ、シチューなどに幅広く利用しましょう。

こんなこと知っている
「冬至にかぼちゃ」のわけは?
 「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」といわれます。これは緑黄色野菜が不足する冬にビタミンを補給するという、昔の人の知恵でした。β―カロテンは、種の近くのワタの部分に多く含まれています。また皮やその周辺は、果肉より栄養が豊富なので、積極的に利用を。

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