血液サラサラ健康事典
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きれいな血液をつくる食材事典
パセリ〜栄養たっぷり。免疫力を高め、美肌効果も〜

動脈硬化 高血圧 貧血 ガン 便秘整腸 美肌

パセリ
parsley
   地中海、ヨーロッパ南部原産。セリ科特有の香りがある。2、3世紀ごろから食用にされてきたが、日本に入ってきたのは18世紀末。葉が縮れた縮緬葉種が一般的だが、最近では、葉が平らなイタリアンパセリ(平葉種)もよく見かける。旬は春から初夏。
1本(約10g)で ビタミンC 100mg 12mg
12mg 0.75mg
ビタミンA 540μg 120μg
ビタミンAの数値はレチノール当量に換算したものです。
青文字は日本人の1日当たりの栄養所要量(30〜49歳の女性を基準にした数値)

 料理の脇役、パセリは目立たない存在ですが、さまざまな有効成分を豊富に含んでいます。
 β―カロテンの含有量は青じそに次ぐ多さで、ガン予防に強力に働きます。またビタミンCの含有量は、野菜のなかでもトップクラスです。抗酸化力の強いβ―カロテンとビタミンCがともに働いて、活性酸素を抑制し、コレステロールの酸化を防いで動脈硬化を予防。免疫力を高め、美肌づくり、老化防止にも有効に働きます。
 パセリの濃い緑色に含まれる葉緑素と、香り成分のアピオール、ミリスティシンが脂質の酸化を抑制し、細胞を若々しく保ちます。これらの香り成分は、ガンの発生やガン細胞の増殖を抑えるだけでなく、発汗・利尿・保温作用にも優れています。

食欲不振・高血圧予防にも効く
  パセリは料理に風味をプラスするので、薄味でもおいしく食べられるという利点もあります。塩分の摂り過ぎが気になる高血圧の人は、積極的に利用しましょう。鉄分も豊富なので、貧血予防にも有効です。

こんなこと知っている
冷凍保存で常備しましょう
 パセリは、生だと一度に少量しか食べられません。パセリのβ―カロテンや葉緑素を多く摂るには、天ぷらやフリッターの衣に混ぜたり、刻んで肉などと炒めるとよいでしょう。油と一緒に摂ればβ―カロテンの吸収率もアップ。枝をとり除いて冷凍保存しておくと重宝。必要な量だけとり出して、軽く手でもむだけで、みじん切りのような細かさになります。

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