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ねぎ~香り成分アリシンが、血行を促進~ |
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中国西部、シベリア原産。太くて白い部分を食べる根深ねぎは関東で、細い緑の部分を食べる葉ねぎは関西で好まれる。白と緑の部分とでは含まれる栄養素が異なり、ビタミンやカルシウムは緑の部分のほうが多い。わけぎ、あさつき、芽ねぎほか多くの種類がある。
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1本(約50g)で |
ビタミンC |
100mg |
5.5mg |
ビタミンA |
540μg |
1μg |
カルシウム |
600mg |
16mg |
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根深ねぎの場合 |
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ビタミンAの数値はレチノール当量に換算したものです。 |
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青文字は日本人の1日当たりの栄養所要量(30~49歳の女性を基準にした数値) |
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β―カロテン、ビタミンC、カルシウム、鉄分などが含まれますが、白い部分より緑の部分のほうが栄養素が豊富です。とくにβ―カロテンやビタミンCは緑の部分に多く含まれています。
ねぎの匂い成分は、主にアリシンというイオウ化合物の一種で、これは白い部分のほうに多く含まれています。アリシンは、血液が固まるのを防いで血液をサラサラに。コレステロール値を下げ、動脈硬化や糖尿病、高血圧などの生活習慣病を予防します。
またビタミンB1の吸収率を高める働きもあります。ビタミンB1は、体や脳の栄養源となる糖分をエネルギーに代えるために不可欠な栄養素で、疲労回復や精神安定に効力を発揮します。
アリシンは交感神経を刺激し、発汗を促し、体温を上昇させるので、疲労回復、イライラ解消、肩こりにも有効。殺菌・抗菌作用やアルコール解毒作用もあります。
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食べる直前に細かく切る |
アリシンを効果的に摂るには、切り方がポイント。細かく刻んで匂いを出すと、大量に生成されます。ただし時間の経過とともに失われてしまう性質があるので、食べる直前に細かく切る、これがアリシンを逃がさずに摂るコツです。
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加熱し過ぎないことが大切
アリシンやビタミンCは、水に溶けやすく熱に弱いので、ねぎを煮ものや鍋ものに利用するときは、歯ざわりが残る程度にし、煮過ぎないようにしましょう。また水にさらすときは3分ほどにし、できるだけアリシン効果を損なわないようにしましょう。
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