アボカド
〜オレイン酸が、コレステロールを除去〜
原産地は熱帯アメリカ。良質な脂肪やビタミン、ミネラル、アミノ酸を豊富に含むユニークな果物。ギネスブックは、「世界一栄養価の高い果物」と認証。ねっとりした果肉には、まぐろのトロに似た風味がある。カロリーは高いがヘルシーという優れもの。
1個(約100g)で
ビタミンE
8mg
3.4mg
ビタミンB
2
1.0mg
0.21mg
カリウム
2000mg
720mg
※
青文字
は日本人の1日当たりの栄養所要量(30〜49歳の女性を基準にした数値)
別名「森のバター」といわれるアボカドは、果物のなかで最も高い栄養価を備えています。アメリカやブラジルなどのスポーツ選手の間では、スペシャルドリンクに利用されています。
豊富に含まれる脂質はオレイン酸などの不飽和脂肪酸で、余分なコレステロールの除去に有効に働いて動脈硬化を予防し、血液をサラサラにします。
ビタミンE、カリウムも豊富。ビタミンEは強い抗酸化力で脂質の酸化を防ぎ、血管や細胞の老化を予防。カリウムは、余分なナトリウム(塩分)を排出して血圧を正常に保ちます。コラーゲンの生成を助けるビタミンCも豊富です。
疲労回復、貧血予防にも
アボカドは、脂肪の燃焼を促して代謝をスムーズにするビタミンB
1
・B
2
も多く、疲労回復や肥満予防にも効果的です。
食物繊維も豊富なため、余分なコレステロールを排出し、腸の働きを活発にして便通を促進します。さらに鉄分にも富み、常食すれば貧血予防に役立ちます。ただしカロリーが高い果物なので、食べ過ぎには注意しましょう。
レモンをプラスして抗酸化作用をアップ
アボカドは通常、収穫後に追熟させます。皮の色が濃くなり、さわってやわらかくなったら食べごろです。切ったあとすぐに実が黒ずんできますが、レモン汁をかけておくと変色を防ぐことができ、同時にビタミンCの抗酸化作用がプラスされます。まぐろのトロのような舌ざわりがあり、わさびじょう油で食べると美味。サラダやドリンク、寿司だねなど幅広く利用できます。
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