バナナ
〜老廃物を排出し、血圧を安定させる〜
東南アジアの熱帯地方原産。現在は、世界各地の熱帯地域に栽培が拡大。黄色のバナナのほかに皮の赤いモラード、小型のモンキーバナナなども。日本では生食が一般的だが、料理に使う国も多い。近年、免疫力を高める成分があることから、注目されている。
1本(約120g)で
カリウム
2000mg
432mg
マグネシウム
260mg
38mg
食物繊維
19g
1.3g
※
青文字
は日本人の1日当たりの栄養所要量(30〜49歳の女性を基準にした数値)
バナナは、カリウムが豊富です。カリウムは加熱によって損失することが多いので、生のバナナはカリウムを効率良く摂取するのに最適です。
カリウムは、体内の余分なナトリウム(塩分)や老廃物を排出し、血圧を安定させます。また高い利尿作用があることから、体のむくみを軽減します。
水溶性食物繊維のペクチンとオリゴ糖も豊富です。オリゴ糖はビフィズス菌を増やし、ペクチンとのダブル効果で腸の働きを活発にし、便秘を解消。腸内環境を整え、老廃物や余分なコレステロールを体外に排出します。
ビタミンB
2
やリンゴ酸も含んでいます。ビタミンB
2
は脂質や糖質のエネルギー代謝を促進し、脂質を分解するだけでなく、細胞の再生を助け粘膜を保護します。リンゴ酸は疲労物質である乳酸を分解。ビタミンB
2
とリンゴ酸の相乗効果で疲労回復を促進し、血液をきれいにします。
免疫力を高め、ガンを抑える
最近、バナナには免疫力を高め、ガンの抑制を助ける物質があることが判明し、注目を集めています。
安価なうえ、ビタミン、ミネラルが豊富で、しかもバナナ1本のエネルギーは約50kcalと低カロリー。生活習慣病の予防に大いに役立てましょう。
褐色のそばかすが食べごろのサイン
南国産のバナナは低温を嫌うので、室温で保存しましょう。冷蔵庫に入れると、表皮が黒くなります。均一に黄色く色づき、褐色の斑点が出れば、食べごろの合図。バナナは体を冷やす作用があるので、冷え性の人は食べ過ぎに注意を。
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