りんご
〜1日1個で、医者いらず!〜
鎌倉時代に中国から伝えられたが、現在国内で栽培されている品種は、明治になってアメリカからもたらされたもの。涼しい地方での生産が多いが、実は沖縄を除く全国で栽培されている。体のバランスを整える成分を多く含む、健康フルーツの代表格。
1個(約200g)で
カリウム
2000mg
220mg
食物繊維
19g
3g
ビタミンC
100mg
8mg
※
青文字
は日本人の1日当たりの栄養所要量(30〜49歳の女性を基準にした数値)
りんごは、水溶性食物繊維のペクチンが豊富です。ペクチンは腸内でビフィズス菌のえさとなり、ビフィズス菌を増やすことで有害な菌を抑え、腸の働きを活発にし、便通を促します。腸内細菌のバランスを整えるため、下痢にも便秘にも有効です。またコレステロールが腸で吸収されるのを防ぐとともに、その排出を促進します。ペクチンは糖分の吸収をゆるやかにすることで、血糖値の急上昇を防ぐため、糖尿病や血糖値が高めの人にもおすすめです。カリウムも多いので高血圧の改善にも有効です。
カテキンが活性酸素を抑制
酸味のもとであるリンゴ酸やクエン酸などの有機酸は、疲労物質の乳酸を分解・燃焼させて血流をよくするため、疲労回復や二日酔いにも効果バツグンです。
りんごの果肉はケルセチン、皮はアントシアニンなどのポリフェノールを含み、万病の原因になる活性酸素の発生を抑え、血管や血液の健康を守ります。
りんごを買うときは、ハリとツヤがあり、ずっしりと重く、よく色づいたものを選びましょう。切ったリンゴは空気に触れると酸化して変色するので、レモン汁をかけるか、薄い塩水につけて酸化を防ぎましょう。
できれば皮ごと食べたい!
りんごの食物繊維は、皮や皮に近いところに多く含まれています。また皮には、抗酸化力の強いアントシアニンが豊富に含まれます。甘味や香りも外側ほど強いので、できればよく洗って皮ごと食べたいもの。皮をむく場合も、なるべく薄くむきましょう。
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