大豆
〜血管をしなやかにし、コレステロールを洗い流す〜
主に中国や日本など東アジアで栽培。中国での栽培は、5000年も前にさかのぼる。世界中に広がったのは、半世紀前にアメリカで大規模生産されてから。畑の肉といわれるほど栄養が豊富。国産のほうが、外国産よりタンパク質が多い。「黒豆」「青豆」も大豆の仲間。
大豆(乾燥)50gで
ビタミンB
1
0.8mg
0.41mg
鉄
12mg
4.7mg
食物繊維
19g
8.5g
※
国産大豆の場合
※
青文字
は日本人の1日当たりの栄養所要量(30〜49歳の女性を基準にした数値)
良質のタンパク質やビタミンB群・Eをはじめ、カルシウム、鉄分、カリウム、食物繊維などが豊富な大豆は、優れた栄養源であると同時に、血液をサラサラにし血管を若々しく保つ優れた食品です。
大豆は主成分であるタンパク質のアミノ酸の組み合わせが、動物性タンパク質によく似ていることから、「畑の肉」といわれます。脂質の多くはコレステロール値を低下させるリノール酸です。
最近とくに注目されている大豆サポニンは、脂質の酸化防止や肝機能強化に役立つ成分です。またレシチンという成分は、細胞を若々しく保ち、血管壁にこびりついた中性脂肪や余分なコレステロールを洗い流すほか、記憶力や集中力を高める働きもあります。 さらにポリフェノールの一種であるイソフラボンという成分が女性ホルモンと似た働きをするため、骨粗鬆症ほか更年期障害の予防にも効果があります。
しっかり加熱して食べるのがコツ
生の大豆は消化が悪いので、十分煮込んでやわらかくして食べることが大切です。煮豆は魔法瓶(ポット)を使うと手軽につくれます。水洗いした大豆をポットに入れ、熱湯を注いで一晩つけておくと翌朝にはやわらかくなっています。
時間のないときは、市販されているパックや缶詰の水煮大豆が大変便利です。
毎日でも摂りたい大豆
必須アミノ酸をバランスよく含み、しかも低カロリーな大豆は、毎日でも食べたい食品です。調理の時間がないときは豆腐、油揚げ、納豆などの加工品を利用しましょう。
Copyright (c) 2004 JIJI PRESS All Rights Reserved.