血液サラサラ健康事典
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きれいな血液をつくる食材事典
ごま〜小さな粒に秘められた、抗酸化パワー〜

動脈硬化 血栓 高血圧 ガン 肝強化 骨の強化

ごま
sesame
   インド、エジプト原産。日本へは奈良時代に仏教伝来とともに伝わり、精進料理に使われたのが始まりとされている。白ごま、黒ごま、金ごまの3種がある。いずれも小さな1粒の中に、さまざまな有効成分をもつ。黒ごまはとくに抗酸化力が強く、薬効も優れている。
大さじ1(約10g)で ビタミンB1 0.8mg 0.1mg
カルシウム 600mg 120mg
12mg 1mg
洗いごまの場合
青文字は日本人の1日当たりの栄養所要量(30〜49歳の女性を基準にした数値)

 最も注目したいのは、ごま特有のゴマリグナンという成分で、ごまの約1%と微量ながら、活性酸素を抑制する強力なパワーをもっています。
 ゴマリグナンのうち約半分を占めている有効成分が、最近話題のセサミンとセサミノールです。セサミンはガンや老化の原因となる活性酸素を撃退。コレステロール値を低下させ、肝機能や免疫力の強化に優れた効果を発揮します。二日酔いの原因となる、アセトアルデヒドの毒性を軽減させる作用もあります。さらに高血圧を抑制する働きがあることも、明らかにされています(サントリー調べ)。セサミノールはごま油の精製過程でつくられる物質で、これにも活性酸素を抑制し、細胞やコレステロールの酸化を防ぎ、悪玉コレステロールを減少させる働きがあります。

ビタミン、ミネラルも豊富
  ごまの成分の半分を占める脂質は、リノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸で、これらは余分なコレステロールを減らし、血液をサラサラにします。タンパク質は、必須アミノ酸をバランスよく含み、カルシウム、鉄分、セレニウム、リンなどのミネラル類やビタミンB1・Eなど多種類の栄養素を豊富に含んでいます。

こんなこと知っている
すりつぶして食べるのが効果的
 栄養価の高いごまですが、かたいカラで覆われているため、吸収されにくいという難点があります。できるだけすりつぶして使いましょう。摂取量は、1日大さじ2杯程度を目安に。効率よく摂取するには、ごまの有効成分だけを抽出・濃縮したサプリメントも便利です。

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