牛乳
〜カルシウム補給、ストレス解消にも有効〜
「牛乳」は、乳牛から搾った生乳を殺菌したもの。カルシウムをはじめ、タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランスよく含む。「特別牛乳」は殺菌していない牛乳。乳脂肪分を減らした「ローファット」や、逆に増やした「濃厚」など成分調整した「加工乳」もある。
コップ1杯(約200cc)で
カルシウム
600mg
220mg
ビタミンB
2
1.0mg
0.3mg
リン
700mg
186mg
※
青文字
は日本人の1日当たりの栄養所要量(30〜49歳の女性を基準にした数値)
牛乳には、人間の体に欠かせない栄養素がバランスよく含まれています。
多くの必須アミノ酸を含むタンパク質やビタミンA・B群・D・Eが互いに連携して、高血圧や動脈硬化などの予防に有効に働きます。
そして、なんといっても豊富なのがカルシウム。現代日本人はカルシウムが不足しがちといわれています。カルシウムが不足すると、骨や歯が弱くなるほか、イライラや不眠を招きます。人の骨は日々、組織を新しくつくり替えているため、カルシウムは毎日摂りたい栄養素です。
乳糖がカルシウムの吸収を助ける
カルシウムは、吸収が悪いのが難点。その点、牛乳に含まれる乳糖はカルシウムの吸収を助けるので、効率よく摂ることができます。そのまま飲むだけでなく、グラタンやシチューなど、料理にも積極的にとり入れたい食材です。
牛乳を飲むとお腹をこわしてしまう人は、牛乳を温め、少しずつ飲むと次第に体が慣れてきます。どうしても苦手なら、牛乳の代わりにヨーグルトを食べるなどしてカルシウムを補いましょう。
コレステロール値が高い人は、低脂肪タイプがおすすめです。
カルシウムとマグネシウムは2対1の割合で摂取を
マグネシウムは、体内でカルシウムの働きを調節しているので、不足するとカルシウムの働きも鈍くなります。カルシウム2に対して、マグネシウム1の割合で摂るとよいといわれています。マグネシウムは大豆や魚介類、ひじき、ほうれん草などに多く含まれているので、これらと組み合わせた献立を。
Copyright (c) 2004 JIJI PRESS All Rights Reserved.