ヨーグルト
〜腸の掃除から美肌効果まで。毎日摂りたい食品〜
牛や山羊の乳を乳酸発酵させてつくる。発祥はトルコという説が有力。20世紀初め、ヨーグルトを古くから常食してきた村がブルガリアで発見され、100歳を超す人が多かったことから、長寿食として世界的に有名に。日本では昭和25年ごろから普及。
プレーンヨーグルト約100gで
カルシウム
600mg
120mg
ビタミンA
540μg
33μg
ビタミンB
2
1.0mg
0.14mg
※
ビタミンAの数値はレチノール当量に換算したものです。
※
青文字
は日本人の1日当たりの栄養所要量(30〜49歳の女性を基準にした数値)
ヨーグルトは、濃縮した牛乳を乳酸菌で発酵させてつくります。カルシウムやタンパク質が豊富なうえ、ビタミンA・B群・D・Eや脂質も多く含んでいます。しかも乳酸菌の作用でタンパク質やカルシウムが分解されているため、吸収されやすい状態になっています。
ヨーグルトの乳酸菌は、善玉菌のビフィズス菌を増加させることで腸内環境を整えます。善玉菌は、腸内の有害物質の生成を抑え、便秘や大腸ガンを予防します。
乳酸菌がコレステロールを排出
乳酸菌は余分なコレステロールを便と一緒に体外に排出する働きもあり、動脈硬化などの生活習慣病を防いでくれます。また、乳酸菌が発酵することによって生まれた乳酸が、高血圧の原因になる脳内物質の発生を防ぐといわれています。
ヨーグルトは、乳酸菌の働きにより、牛乳よりも消化吸収がされやすくなっているので、育ち盛りの子どもや胃腸の弱い人、病中や病後で体力が落ちている人にもおすすめです。
胃炎や肝臓病、骨の強化、精神安定、不眠症にも効果があります。肌のトラブルも防いでくれるので、家族揃って常食したい食品です。
いろいろな食材と組み合わせて効果アップ
ヨーグルトは、組み合わせる食材によって、その効果を高めることができます。果物を合わせると、ヨーグルトに不足しているビタミンCや食物繊維が補えます。きな粉を加えると、原料である大豆に含まれるサポニンがコレステロール値を下げ、砂糖の代わりにオリゴ糖を入れると、乳酸菌の働きがさらに活発になります。
Copyright (c) 2004 JIJI PRESS All Rights Reserved.