血液サラサラ健康事典
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きれいな血液をつくる食材事典
〜クエン酸パワーで、リフレッシュ!〜

動脈硬化 高血圧 肩こり 骨の強化

酢
vinegar
   中国から酢の醸造技術が伝わり、日本でつくられ始めたのは3世紀ごろ。化学的に合成された合成酢と、米や麦、果物などを酢酸発酵させた醸造酢がある。米酢は有機酸やアミノ酸が豊富で、独特の旨味がある。最近はダイエットや健康に効果の高い黒酢も人気。
米酢大さじ1(約15g)で 亜鉛 10mg 0.03mg
ナイアシン 13mg 0.04mg
ビタミンB1 0.8mg 0.001mg
青文字は日本人の1日当たりの栄養所要量(30〜49歳の女性を基準にした数値)

 酢の酸味のもとは、クエン酸や酢酸をはじめとする約70種の有機酸。なかでもいちばん効力を発揮するのがクエン酸で、活性酸素の発生を抑え、動脈硬化、血圧の上昇、老化を防ぎます。
 クエン酸は、疲労物質である乳酸をすみやかに分解し燃焼させる働きがあり、疲労の回復、肩こりや腰痛、神経痛などの予防・改善に有効に働きます。
 健康な人の体液は弱アルカリ性を示し、健康を害すると酸性に傾きます。それは焦性ブドウ糖や乳酸などが体内に増えることが原因です。しかし、クエン酸を十分に摂り、必須栄養素をバランスよく摂取していれば、これらの有害物質が蓄積することはありません。また、カルシウムは水に溶けにくく、吸収率が低いのが難点ですが、クエン酸を一緒に摂ると水溶性に変化し、その吸収率が高まります。さらに、クエン酸には脳の摂食中枢に刺激を与えて唾液の分泌を促す作用もあり、食欲増進に役立ちます。

血行を促進し血液をサラサラに
  酢に含まれるさまざまな有機酸の相乗効果で血行が促進され、血圧が安定し、血液がサラサラになることが臨床実験で明らかになっています。
 有機酸には強力な抗菌作用もあり、食中毒の予防にも有効です。

こんなこと知っている
ビタミンCの損失を防ぐ
 酢にはカルシウムの吸収を高める作用があるので、魚や海草を使った料理に積極的にとり入れましょう。また生野菜に酢をかけると、ビタミンCが壊れにくくなります。加熱によるビタミンCの損失も、酢を加えることで防ぐことができます。

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