ココア
〜ポリフェノールが、コレステロールの酸化を防ぐ〜
原料はチョコレートと同じカカオ豆。豆に含まれるカカオバターを除いてつくられるため、チョコレートより低カロリー。以前は脂質が高いと敬遠されていたが、逆にコレステロール値を下げることが判明。さらに最近ではポリフェノール効果が注目されている。
ピュアココア大さじ1(6g)で
カリウム
2000mg
168mg
マグネシウム
260mg
26mg
鉄
12mg
0.84mg
※
青文字
は日本人の1日当たりの栄養所要量(30〜49歳の女性を基準にした数値)
古代の南米では、ココアは元気の出る飲み物として活躍していたそうです。
ココアはタンパク質や脂質、ビタミンB群、マグネシウム、カリウム、鉄、銅などが豊富な、栄養価の高い食品です。これらの栄養素がともに働いて血栓を予防し、血圧を正常に保ち、バランスよく含まれるビタミンやミネラル類が、精神安定に有効に働きます。鉄や銅は赤血球を構成するヘモグロビンをつくり、カリウムとマグネシウムは協力して余分なナトリウム(塩分)を排出し、血圧を安定させます。
タンパク質や脂肪、糖質のエネルギー代謝を高め、ホルモンの分泌を促進するパントテン酸、また皮膚や粘膜を保護し丈夫にするナイアシンも含んでいます。
ステアリン酸やオレイン酸などの脂肪酸は、余分な脂肪やコレステロールを減らす作用があります。
免疫力を高めアレルギーを抑制
最近は、カカオのポリフェノールがコレステロールの酸化を防いで、動脈硬化を予防する効果が注目されています。ほかにも免疫力を高め、アレルギーを抑制。アルコールから胃を守り、虫歯を防ぐ作用もあります。またリグニンという食物繊維は便秘を改善し、余分なコレステロールを排出します。
おすすめはピュアココア
健康によいココアですが、高脂肪食品なので、摂り過ぎには気をつけて。とくに加工されたミルクココアは砂糖やミルクが入っているのでカロリーが高めです。ピュアココアを利用し、甘さやミルクの量を調節して飲みましょう。
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