血液サラサラ健康事典
TOPページに戻る
知っておきたい血液・血管のしくみと汚れのメカニズム
 
サラサラ血液の大敵!血糖
過食によって余ったブドウ糖は中性脂肪にかたちを変え、悪玉コレステロールとともに血管を傷つけ、老化を促進。体本来のメカニズムをあちこちで狂わせてしまいます。

ブドウ糖は体を動かすエネルギー源
  脳や体を動かすエネルギー源となる糖分(炭水化物)は、米や小麦粉などの穀類、いも類、砂糖、果物、酒類などに多く含まれています。食事によって体内に摂り込まれた糖分は腸で吸収され、いったんグリコーゲンとして肝臓に蓄えられたのち、必要に応じてブドウ糖に分解され、血液によって全身に届けられます。とくに脳はブドウ糖をためておくことができないため、常に糖分を補給しなければなりません。
  血液が運ぶブドウ糖を血糖といい、その濃度を血糖値といいます。その量を調整しているのが膵臓から分泌されるインスリンというホルモンです。インスリンは、ブドウ糖の量が足りていれば余った分を貯蔵にまわし、不足すれば供給して血糖値を適正に保つ働きをしています。
  しかし糖分の過剰な摂取によってブドウ糖が増えると、膵臓はそれを調整するためにインスリンを大量に分泌しなければならなくなります。この状態が続くと膵臓は疲れてしまうため、インスリンの分泌量は減少してしまいます。するとブドウ糖は行き場をなくして血液中にあふれ、尿として排出されてしまいます。これが糖尿病です。

過剰なブドウ糖は血液を汚し、老化を早める
血糖コントロールの目安   血糖値の高い状態が続くと、余分なブドウ糖は中性脂肪となって体に蓄えられ、肥満を招きます。血液中の中性脂肪も高くなり、悪玉コレステロールと一緒になって血液を汚します。目や腎臓の血管にも障害が起こり、動脈硬化が進行し、体全体の老化が早まります。
  また血液中の細菌が繁殖しやすくなるため老廃物が増え、活性酸素も発生しやすくなります。
  過剰な糖分は、体にとっては汚れそのもの。摂り過ぎに気をつけるとともに、適度に運動を行ってブドウ糖をエネルギーとして燃焼させ、体にたまらないようにしましょう。


ワンポイント
糖分は上手に摂ろう
血糖値を急激に上げない炭水化物の摂り方
 疲れると甘いものが食べたくなります。これは体がエネルギーを要求しているからです。甘いものは吸収が早いため、疲れたときの栄養補給源として有効です。
  糖質は、成分構成によって単糖類と二糖類、多糖類の3つに分類されます。
  甘い果実やハチミツは単糖類、砂糖は二糖類、米や小麦などの穀類やいも類に含まれるデンプンは多糖類。単糖類や二糖類のほうが多糖類より甘く感じます。糖は、すべて単糖に分解されてから吸収されます。したがって多糖類である米や小麦は分解に時間がかかるため、ゆっくり吸収されます。しかし砂糖は吸収が早いため、摂取するとすぐに血糖値が上がってしまいます。また甘いものは満腹感を与えるため、摂り過ぎると食事がおろそかになり、栄養バランスを崩してしまいます。
  基本的なエネルギー補給は穀類やいも類から摂り、甘いものは適量にすることが大切です。


Copyright (c) 2004 JIJI PRESS All Rights Reserved.