血液サラサラ健康事典
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きれいな血液をつくる食材事典
 
栄養素の基礎知識(1)
3大栄養素「タンパク質・糖質・脂質」 ビタミン、ミネラル、食物繊維との関係は?


 タンパク質、糖質(炭水化物)、脂質は、3大栄養素(熱量素)と呼ばれ、体をつくる材料や、体を動かすエネルギー源となるものです。これらの栄養素は体内に入ると、いったん分解されてから吸収・再合成され、さまざまな役割を果たします。
 この3大栄養素が十分に働けるようにサポートし、体の調子を整えるのがビタミンやミネラル(保全素)、そして食物繊維です。これらが不足すると代謝が滞り、せっかく摂取した食べ物をエネルギーに代えることができなくなるため、老廃物が増え、血液が汚れてしまいます。

タンパク質
摂り過ぎると血液の流れを悪くし、不足すると免疫力が低下する

  タンパク質は約20種類のアミノ酸から成り、筋肉や血液、血管をつくる材料になるものと、酵素やホルモン、免疫物質、神経伝達物質などになるものがあります。
 アミノ酸は体内でも合成されますが、数種類(大人は8種類、幼児は9種類)は人間の体内でつくることができません。これらは食品から補う必要があるため、必須アミノ酸と呼ばれます。
 血管や血液にとって、タンパク質の不足は大敵です。不足すると血管は弾力性を失い、赤血球の細胞がうまく生成されなくなります。タンパク質は白血球の主成分でもあるため、不足は免疫力の低下を招きます。逆に摂り過ぎると赤血球同士がくっつき、血液の流れが悪くなります。
 大切なのは、摂取を適量にすること。そして肉や卵などの動物性タンパク質に偏らず、大豆製品などの植物性タンパク質をバランスよく摂ることです。動物性食品は、摂り過ぎるとコレステロールが増えてしまいますが、大豆は逆に、コレステロールを減らすイソフラボンや血栓を予防する大豆サポニンなど、血液サラサラ成分を多く含んでいます。

糖質(炭水化物)
脳や神経に不可欠の栄養素。摂り過ぎると、糖尿病の原因に

 糖質(米、いも、砂糖などに多く含まれる)は体や脳が機能するためのエネルギー源であり、ホルモン分泌にも不可欠の栄養素です。体内に吸収されると、ブドウ糖に分解されてエネルギーになり、エネルギーに代わらずに残るブドウ糖は、グリコーゲンや脂肪として蓄えられます。摂り過ぎると血中にブドウ糖があふれ、血液をドロドロにします。この状態が長く続くと糖尿病になります。
 糖質には、吸収の早い単糖類や二糖類と吸収のゆるやかな多糖類があります。上手に摂取して、血中のブドウ糖が過剰にならないようにしましょう(『サラサラ血液の大敵!血糖』を参照)。

脂質
摂り過ぎると脂肪肝になり、血液がドロドロに

 脂質は、人体の維持に欠かせないエネルギー源です。食品から摂取された脂質のうち、余った脂質は中性脂肪として蓄えられ、体力を消耗したときや、エネルギーが不足したときに役立てられます。しかし、食品から過剰に摂取すると肥満や脂肪肝を招き、肝機能の低下や、ドロドロ血液の原因になります。
 脂質を構成しているのは脂肪酸といわれるもので、そのなかには飽和脂肪酸(肉の脂など)と不飽和脂肪酸(魚や植物の油など)があります。それぞれ特性が異なるため、働きをよく知ってバランスよく摂ることが大切です(『栄養素の基礎知識2』を参照)。

3大栄養素をサポート!
ビタミン
3大栄養素の代謝を促進
 体をつくる材料にはなりませんが、タンパク質、糖質、脂質の代謝を促進します。また複合的に作用して体の機能を維持・強化し、心身のバランスを保ちます。
食物繊維
腸内環境を整え、余分なコレステロールを排出
 消化酵素によって分解されない成分で、水溶性と不溶性の2種類があります。いずれも、便通をよくすることでコレステロールや老廃物の排出を促進。腸内環境を整え、動脈硬化や糖尿病、ガンを予防します。また胆汁酸の分泌を活発にして、コレステロール値を低下させます。
ミネラル
体の機能を調整・強化
 ビタミンとともに3大栄養素の働きを助け、体の機能を調整・強化し、心身のバランスを保ちます。赤血球のヘモグロビンをつくる鉄や、骨をつくるカルシウムもこの仲間です。
水に溶ける水溶性食物繊維
便をやわらかくすることによって便通をよくします。海草、果物、きのこなどに多く含まれています。

水に溶けない不溶性食物繊維
水分を吸収してふくらむことで腸の動きを活発にし、便通をよくします。野菜、豆、穀類、根菜などに多く含まれています。

代謝を促進し、体のバランスを整える 体をつくる材料や、エネルギー源となる

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